ATF流動効果を考慮した湿式クラッチ内伝熱特性に関する数値解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
オートマチック車に用いられる自動変速機の一部である湿式多板クラッチにはペーパー湿式摩擦材が用いられており,摩擦材の性能はクラッチに大きく影響を及ぼすことが知られている.クラッチ係合時において接触面では摩擦熱が発生し摩擦材性能の劣化を引き起こすため,係合面での温度を制御することが求められる.本論文ではクラッチ係合時の係合面ATF流動効果に着目し,伝熱に関する数値解析を行った.その結果,係合時にはATFの流動による熱移動に比べ伝導による熱移動が支配的であることが示され,ATFによる熱抵抗を考慮することが係合面温度を正確に予測する際には重要であることが示された.
- 社団法人 化学工学会の論文
著者
関連論文
- ATF流動効果を考慮した湿式クラッチ内伝熱特性に関する数値解析
- 宇宙ステーシヨン内における混晶半導体バルク結晶成長の予備実験
- InGaSb混晶半導体バルク結晶成長に対する結晶面方位効果の予備計測実験
- ATF流動効果を考慮した湿式クラッチ内伝熱特性に関する数値解析