CO_2の溶解にともなうポリプロピレンの粘度低下の測定およびその予測
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概要
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CO2を使った物理発泡成形において，樹脂の粘度は発泡体の気泡径を制御する上で非常に重要な要素になる．しかし，その粘度は樹脂内に溶解しているCO2の濃度によって大きく変化する．溶解CO2量と粘度との因果関係の定量的把握なしには，所望の発泡体を作り出すことは難しい．本報では押出機出口にキャピラリー型レオメーターを取りつけ，樹脂に溶解しているCO2による溶融ポリプロピレンの粘度の変化量を調べた．さらに，CO2による粘度変化を定量的に予測するモデルを自由体積理論と樹脂の状態方程式にもとづいて作成し，実験データと比較した．モデルによる推算値と測定値とは良好に一致した．
- 社団法人 化学工学会の論文
- 2002-11-20
著者
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