介護老人保健施設における福祉機器の有効活用~せんだんの丘での取り組みより~:∼せんだんの丘での取り組みより∼
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
当施設は平成12年4月, 介護保険の導入と同時に開設した施設である. 開設当初より質の高い介護サービスの提供を実現する方法としてユニットケア (小集団ケア) の導入とリハビリ機能の強化を図った. 2年間の取り組みはまさに試行錯誤の連続であったが, 利用者の機能的な側面並びに生活の質, 両方の向上をはかることができるようになった. その取り組みの中の一つに施設内での福祉機器の積極的な活用が上げられる. 本来, 老人保健施設は利用者一人一人の自立支援が大きな役割であるが, 個々人の機能の向上に主眼はおかれても, 福祉機器を個人に合わせて使い分ける配慮がされているとは限らない. 福祉機器は使い方によって, 個人の機能障害を補う事も機能の向上を促すこともできる.<BR>当施設にて実際の生活場面で活用されている福祉機器等の紹介と事例を通じた有効な活用の仕方について以下に報告する.
- バイオフィリア リハビリテーション学会の論文