環境と情報 科学的風景への道
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概要
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本稿は, 第156回技術情報活動研究会の講演の再録である。以前より環境情報学の必要を説いてきた演者が, <環境>と<情報>を社会的, 文化的視野でとらえ直し, 人間を中心とした真の科学とは何かを,「科学的風景」というキーワードをもとに探った。導入として両分野の技術的レベルの違いを挙げながら, 経済システムによって外部化という同じ憂き目にあってきたことを明らかにし, 技術の外部化が人間疎外の大きな要因であることを説いた。技術を内部化, 社会化するための試みとして吹田市·千里リサイクルプラザ, および国際的な環境監視組織"EARTHWATCH"を紹介し, 技術を人の元に取り戻すためにインフォーマルな社会的ネットワーキングづくりを提唱した。
- 独立行政法人 科学技術振興機構の論文