Common Data Setに見るアメリカの大学情報の質保証
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大学全入時代を迎え,日本の大学は厳しい競争環境の下に置かれている。学生募集は,大学の生き残りに関わる重要な要素になっている。その中で,大学の提供する情報は,大学からの発信と同時に,大学のランキングやガイドブックという形で大学外からも発信され,その需要が飛躍的に高まっている。アメリカでは,10年以上前から,現在の日本のような状況になっている。その時,大学による大学ガイドへの情報提供に多くの不正が生じ,社会問題に発展している。本稿では,この問題を解決したCommon Data Set(CDS)に焦点を当てている。CDSは,主に大学ガイド出版社が,大学情報を収集するために用いる共通化された質問集と定義集である。その開発の背景と開発過程を明らかにし,大学情報の管理と質保証のあり方を述べている。
著者
関連論文
- Common Data Setに見るアメリカの大学情報の質保証
- 標準化フォーマットに基づく大学情報の公開 アメリカ州立大学団体の試行から
- 2. 大学職員調査の動向と今後に求められる調査(VI-1部会 【一般部会】大学教職員(2),研究発表VI,一般研究報告)
- 高校の進路指導担当教員が求める大学の情報公開と情報資源 : 大学の情報公開に対する意識調査の結果から
- 1. アメリカ大学管理職・専門職に関する基礎的研究 : ジョブ・ディスクリプションに着目して(IV-5部会 【一般部会】高等教育IV(比較研究),研究発表IV)
- 大学の情報公開における学生調査結果の利用とその有効性 : アメリカ州立大学団体の事例から