第9回:意匠制度の現状と課題 : ―デザイン保護の重要性と意匠制度の活用―
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概要
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経済状況が低迷する中,日本企業(メーカー)にとっては商品力強化が急務である。近年商品の付加価値としてのデザインが重視される傾向にあり,それに伴いデザインを保護する知的財産権の活用が,商品力強化のために必要不可欠となっている。デザインを法的に保護するには,意匠法,著作権法,不正競争防止法,また特許法や実用新案権法などによるさまざまな保護のあり方が考えられるが,本著ではデザイン保護の中枢を成す意匠法について,制度の概略,およびデザイン開発と知的財産権戦略,模倣品対策などの具体的な活用方法,ならびに今後の課題について解説する。
- 独立行政法人 科学技術振興機構 研究基盤情報部の論文