E-BioSciとゲノミックス革命後の生物情報管理の課題
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概要
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ゲノミックスという新しい分野が主たるけん引力となって,ライフサイエンス関係の情報量は急増している。膨大なゲノム塩基配列と配列関連のデータベースに収録され,文献に掲載された何千もの論文中に散在する大量な生物学データを整理・統合するという問題に直面している。この仕事を遂行するうえでのあまたの問題について論ずる。この問題へのひとつの対処として,EMBO(欧州分子生物学機構)はE-BioSciネットワークの創出を先導してきた。E-BioSciは,ゲノムやその他のファクトデータとライフサイエンスの研究文献を相互にリンクする次世代の科学情報サービスである。このサービスは科学者や研究者に,ますます複雑化し,しばしば混乱している情報の世界をナビゲートするための新しい形の手段を提供する。このサービスの開発は欧州の選ばれた種々の研究機関との協力によって行われており,今後3年間,欧州委員会から資金援助を受けることになっている。
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