デジタル・アーカイビング 電子ジャーナルを中心に:―電子ジャーナルを中心に―
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概要
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電子出版物は速報性や多様な機能性などの付加価値により情報源としての重要性はますます高まりつつある。図書館にとっても電子図書館機能の充実強化に不可欠な情報資料であるが,同時に従来の冊子体資料では経験しなかった新たな問題への取り組みが求められることも事実である。本稿では,海外でも比較的最近に具体的な取り組みが始まった電子出版物のアーカイブの問題について,OCLC/RLGプロジェクトに見られるデジタル・アーカイビングの基本的問題に触れるとともに,特に電子ジャーナルのアーカイビングに焦点をあて,その特性,アーカイブ・レポジトリの要件などを考察し,さらに出版社の取り組みとしてエルゼビア・サイエンスの例について関係者との討議をもとに解説した。デジタル・アーカイビングにおいては出版社,図書館(サービス提供者),学界(エンド・ユーザ)のパートナーシップが重要であり,この点から図書館の積極的参画が必要であることを指摘した。
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