経営価値創造主体としての個人の役割 : ―組織と個人との組織的緊張関係に着目した価値統合的パーソナリティの理解―
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概要
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本稿では社会的責任の議論に乗じて高まりつつある企業の価値体系を見直し, 積極的に価値創造を推進していくための要因としての個人に言及している。まず企業のおかれている問題構造を組織と個人との組織的緊張関係の理論によって明らかにした。そのうえで組織が指向すべき価値として経済性, 社会性, 環境性とこれらを包摂する概念として経営価値を配して多様価値の統合化を試みた。結論では多様価値創造主体として個人のパーソナリティに言及し, このパーソナリティを多様なまま保持するソーシャルリーダーシップの提案を行った。
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