ガスコンデンセート層評価のためのPVT実験データ品質向上の統合的アプローチ
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概要
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近年, 天然ガスの需要が強まるにつれ, ドライガス層やコンデンセートガス層のより的確な挙動評価方法が求められるようになってきた。EOS (equation of state) は, これらのガス貯留層挙動を予測するためのツールとして標準的なものになってきている。しかしながら構築されるEOSモデルの信頼性は, パラメーターの調整やその妥当性を確認する上で, 用いる実験データの精度に大きく依存している。なかでもCVD実験は重要なものとみなされているが, そのCVD (constant volume depletion) テストの結果をみると, いくつかのPVTレポートには, 使用したPVTセルの構造に起因すると思われる測定誤差の散見されるものがある。したがって, ドライガス層やコンデンセートガス層において何らかの判断をする際に役立つよう, これらの実験精度を向上させるより良い手法が必要と考えられる。この報告書では, CVDテストにおいて ‘非常に疑わしい’ 実験データがあった場合に, 部分的にマッチングをしたEOSモデルからの結果を利用して修正する新しい手法を提示した。アラブ首長国連邦における主要油田でのガスキャップから採取したガスコンデンセート・サンプルについて実施した三つのCVDテストに対して本手法を適用したので報告する。
- 公益社団法人石油学会の論文
- 2003-05-01
著者
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Almehaideb R.
College Of Engineering United Arab Emirates University
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AL-KHANBASHI A.
College of Engineering, United Arab Emirates University
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ASHOUR I.
College of Engineering, United Arab Emirates University
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ALI M.
ZADCO Oil Co.
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Ashour I.
College Of Engineering United Arab Emirates University
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Al-khanbashi A.
College Of Engineering United Arab Emirates University