元荒川の生活誌(第二報・最終稿) : その1 生活感とその実態が土地・家屋の堅牢性意識に及ぼす影響
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概要
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埼玉県東部地区446人の住民 (世帯) を対象に検討した結果、以下のような知見が得られた。 1) 住民の多くは概して土地の良否と建物の丈夫さの両方を重視しているが、比較的やや建物の丈夫さを一層重視している傾向が示唆された。 2) この傾向の背景として住環境がすでに 「住宅街」 であることへの安心感、家屋強度に対する自信の高さが推察される。 3) 災害時における家屋倒壊や火災を心配している住民もまた土地の丈夫さを重視している傾向が推察された。 4) つまり多くの住民にとって土地の良否以上に建物の丈夫さとその被害に関心がよせられている傾向にある。 5) 土地の良否へのさらなる関心を惹起するためには、コミュニティ学習や学校教育における科学教育の内容にこの点を盛り込む必要があろう。
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