天文分野におけるシミュレーション教材の開発
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概要
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現代の学校教育が抱える問題のひとつとして「理科離れ」が挙げられる。理科離れの原因として、生徒自身の興味・関心の欠如もあるが、理科を学ぶ上で重要になってくる「現象をイメージする能力」の欠如も大きな原因である。授業で生徒がイメージしにくい現象を扱う場合、指導者が分かりやすく噛み砕いて現象のイメージを伝える必要がある。現象のイメージを伝えるには、実験を行うことが一番であるが、時間的・経済的に実験の実践が困難である場合が多い。そこで授業中に用いることが容易で、さらに視覚的に現象を再現して伝えることのできるシミュレーション教材の開発を行った。開発環境には、グラフィカル言語「LabVIEW」を用いた。今回は、ニュートン力学の典型的な応用として、3次元空間をイメージする天文分野の教材開発を行った。特に、実際の現象と結びつけるために、星の位置関係や光の放射方向に注意を払い、現象が再現できるシミュレーション作成を試みた。
- 宮城教育大学情報処理センターの論文
- 2011-03-31
宮城教育大学情報処理センター | 論文
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