メタン発酵施設実証試験(2)
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概要
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メタン発酵処理施設において平成17年度から21年度まで実証試験を実施した。1 試験期間中の平均バイオガス発生量は、投入有機物量(VS)1kg当たり534m3、年間15,504m3、メタン濃度は63。6%、発電量は12,173kwh、一般家庭約3。2戸分の電力を生産したが、さらに発電量を高めるためにはVS量の増加が必要である。2 メタン発酵槽内においてT-Pが、597ppmから348ppmへ低下した。これは発酵槽内での汚泥への取り込みや、pH上昇により結晶化が起こったと考えられた。3 消化液の膜分離活性汚泥処理では、BODの除去率は高かったが、COD、T-N、T-Pが残存し、より効率的な脱窒方法や脱リン方法等の検討が必要である。
- 岡山県農林水産総合センター畜産研究所の論文
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