山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センターにおけるヤマブドウ在来系統群の果実特性に関する基礎調査
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概要
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山形大学農学部附属やまがたフィールド科学センター高坂農場に植栽されているヤマブドウ83樹について,雌雄性,開花日,果粒の着色開始日,果房長,果房重,果粒径,果粒重,果汁の糖度,酸含量および果皮のアントシアニン含景を調査した。調査を行った83樹のうち,77樹が開花し,そのうち47樹が雌株であり,その多くが5月29日以降に開花した。残り30樹は雄株であったが,その開花日は雌株より早い傾向があった。果房長,重は64。3~162,5mm,7。9~116。4gと樹体間差異が非常に大きく,果粒径,果粒重もそれぞれ9。4~14。5mm,0。8~1。9gと同様に樹体間差異が大きいことが明らかとなった。果粒の形質も樹体間差異が大きかったが,果皮におけるアントシアニン含量がきわめて高い系統が存在することが明らかとなった。この系統は果汁の糖酸比も高い性質を併せ待ち,加工適性が極めて高い系統であることが示された。
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