【史料紹介】昭和二〇年代の「別册文藝春秋」--中間小説誌総目次 附「文藝春秋別册」総目次
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概要
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本研究事業は近代史の中で最も読まれたジャンルでありながら、定義が確定してこなかった中間小説について見直し、「現象」として捉えることで新たな中間小説像を構築することを目的としている。その目的を達成するため、具体的には以下の三種の解明を目指している。それは①中間小説誌が如何なる雑誌メディアであったかの解明( 資料の保存・公開)、②中間小説誌編集の戦略の解明、③中間小説誌読者の位置づけ、とまとめられる。この解明を行うに、有効かつ重要な作業といえるのが、表紙、目次構成、挿絵、読書欄、編集後記の調査である。こうした実際の雑誌を手にとっての調査は、雑誌編集の戦略の抽出、また中間小説各誌の性格の明示につながる。本「史料紹介」は、昭和二〇年代初頭に創刊され、中間小説誌の市場形成に伴い、次第に中間小説誌的性格を取り入れ、独自の地位を獲得するに至った「別册文藝春秋」の、昭和二〇年代の目次を翻刻する。
- 千葉大学大学院人文社会科学研究科の論文
- 2014-03-30
千葉大学大学院人文社会科学研究科 | 論文
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