【和文翻訳】李建民「中国明代の縫合手術」(2013年)-『外科正宗』「救自刎断喉法」考釈
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概要
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本文は、李建民「明代《外科正宗・救自刎断喉法》考釈」(『九州学林』32、香港城市大学中国文化中心、2013)の翻訳である。著者の李建民氏(台湾 中央研究院歴史語言研究所)は中国医学史を専門とし、著書に『死生之域-周秦漢脈学之源流』(2000)『生命史学-従医療看中国歴史』(2005)『旅行者的史学-中国医学史的旅行』(2009)『華佗隠蔵的手術-外科的中国医学史』(2011)等、また日本語による論文に「考古学上の発見と任脈学説の新認識」(荒川緑訳、『中国-社会と文化』18、2003)がある。本文は中医史のうちでも「手術史」という注目されることの少ない分野に焦点を当てたもので、その研究に当たっては、中医史の主流をなす内科的枠組からも、また西洋医学との安直な比較からも距離を置き、むしろ不連続でしばしば突発的でさえある諸事例をそれ自体として扱う「先例」分析法を適用すべきことを提唱する。なお紙幅の都合上、後記および注の一部を割愛した。
- 千葉大学大学院人文社会科学研究科の論文
- 2014-03-30
千葉大学大学院人文社会科学研究科 | 論文
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