研究施設を利用した天体観測・解析実習について(2)
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概要
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2004年から始めた、東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センター木曽観測所における合宿形式の集中講義による天体観測解析実習は、今年10年目を迎えた。文教大学では、主に教育学部理科専修の学生が対象である。内容は木曽観測所のシュミット望遠鏡を利用したデータ取得およびそのデータの解析実習である。同様の合宿形式の実習は三重大学教育学部、東京学芸大学教育学部、日本女子大学理学部でも実施している。当初、各大学では、互いに協力関係を保ちつつ、別箇に実施していたが、2010年からは大学合同で同一日程内容で実習を行っている。本実習の内容の一部を報告する。 本稿では、観測画像からRGBカラー合成を行う実習の現状を中心に報告し、また新たな木曽観測所における実習内容としてカラー合成による球状星団の変光星探査の観測解析実習を提案する。
著者
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