子どもの家事労働についての考察 : 小学校家庭科の教科書の記述から
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概要
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家事労働は、正確にその範囲をとらえることが難しい側面がある。また一方、家事の社会科・外部化などが言われているように、家庭を取り巻く社会の変化によりその内容や方法が変わってきている。そこで本稿では、小学校家庭科の教科書を取り上げ、その分析を行い、まずこれまでの教科書における家の仕事の規定箇所を整理し、次に家庭の仕事に関する記述箇所(家の仕事分担の例やイラスト等)を取り上げ、分析することで、社会の変化の中でどのような家の仕事が取り上げられているのかを検討した。 その結果、(1)労働と生活活動の区分、(2)家事労働の要素分解、(3)職業労働と家事労働の区分、(4)人に関する仕事、(5)職業労働と家事労働を合わせた生活全体におけるキャリア教育、が今後検討すべきこととして考えられる。
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