【資料】終末期がん患者や家族にとっての外来通院の意味と外来看護師の役割
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概要
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終末期がん患者や家族にとっての外来通院の意味を明らかにし、外来看護師の役割について示唆を得ることを目的として、外来看護師3名に印象に残っている患者、家族の状況や言動および看護師の言動について半構成的面接調査を行い、質的帰納的に分析した。その結果、終末期がん患者や家族にとっての外来通院の意味として、【自宅での療養に備える】、【社会とつながりをもつ】、【患者、家族と看護師が生活者としてつながる】、【気分転換をする】の4つのカテゴリーが抽出された。終末期がん患者と家族は、症状を緩和し生活の質を高めること、自分の自尊心を保ち相手を尊重すること、人とのつながりの中で生きていることを実感していた。看護師の役割について、外来通院してくる患者を病者としてのみ関わるのではなく、生活しているひとりの人として迎えること、家族に対して安らぎを感じるような関わりや気遣いをすることが示唆された。
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日本赤十字広島看護大学 | 論文
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