【資料】看護系大学・短期大学における国際看護関連科目担当教員の教育活動の実際と課題
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概要
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近年、社会における国際化のニーズや動きはますます高まっており、看護分野においても、国際的視野をもち国際化に対応しうる能力の育成が求められている。本研究は、看護系大学・短期大学における国際看護関連科目の担当教員の活動背景および教育上の課題を明らかにすることを目的として実態調査を行った。その結果、以下のことが明らかになった。1)国際看護関連科目の担当教員には「看護師・保健師・助産師の有資格者」、「大学院修了者」、「途上国でのJICA・JOCV活動経験者」、「他領域・科目との兼任」が多い。2)教育内容は、途上国での協力活動を想定した項目が中心であった。今後は日本国内や先進国の取組みにも視野を広げた教育内容が望まれる。3)国際看護関連科目の担当教員の多くが、教員自身の経験や学術的側面からの力量に関して課題を抱えていた。今後の国際看護・保健教育における人材育成のためにも、組織側の教育研究体制の整備と共に、専門家としての海外看護活動の体験を学問的基盤に結びつけていく試みが望まれる。
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