【資料】実習前OSCEを通して看護学生が実感した学習成果
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概要
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本研究は,看護領域別実習前OSCEにより看護学生が実感した学習成果の内容を明らかにすることを目的に,本学の3年生を対象にアンケート調査を実施し,内容分析を行った。その結果,学生が実感している学習成果の内容は,【看護技術の修練への見通し】【臨場感のある看護実践への手ごたえ】【看護師としての自己理解の深まり】【看護実践への自己肯定感の向上】の4つのカテゴリーに分類され,11のサブカテゴリーが含まれた。これらより,学生は①看護師としての自己形成の助長,②自律的動機づけ,③自己の内面の成熟に向けた変化に学習成果を実感していることが示唆された。今後,実習前OSCEの向上を図るために,実習前OSCEを受けるまでのプロセスを含めた看護師としての自己形成の助長,および自律的動機づけや学生の内面の成熟に向けた変化の助長を包含した視点からも実習前OSCEの評価および検討を行い内容に反映させていく必要がある。
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日本赤十字広島看護大学 | 論文
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