資料 夏休み数学特訓補講の実践とその成果
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概要
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Recently insufficient academic ability of freshmen in University or College is the major problem for teachers of Engineering Mathermatics. We held a new type of Summer Seminar, and many students made significant progress in that. The features of the seminar are following: 1)5-6 students in a class, 2) study repeadly of fundamentals of Calculus, 3)5days in a week,3 hours in a day, 4)pay small fee and continue to study till they reach standard level. 70% of students whom we recommended to attend studied in this seminar, and after two weeks everybody got credits. Most of them were impressed that this class is very useful. We(and other teachers in this seminar) feel that students have their will to study, and we believe that we can teach Calculus efficiently with this method. 近年の18歳人口の減少に伴う大学入学試験の易化により, 大学に入学してくる学生の学力不足ははなはだしく, 工学部における数学教育においてこの状況は極めて深刻である。そこで, 我々の大学においては, これまで他の大学でなされてきたものとは切り口の異なる補講(リカレント補講と名づけた)を実践し, 予想外に高い成果を上げ得た。我々の補講の特色として,1)1クラス5~6名の少人数教育による個人指導の徹底, 2)微分・積分の基本的な問題の繰り返し学習, 3)1週間5日間で1日3時間の集中教育と宿題の提出を義務付け, 4)有料で, しかも基準に達するまで受講を続ける(自動車教習所方式ともいえる。)などをあげることができる。その結果, 受講資格のある学生の7割が受講し, その全員が単位を取得した。殆どの学生はこの補講が非常に有意義であるとの印象をもっており, 教える立場の教官も, 学生は基本的には勉学意欲は充分にあり, 教育のやり方によって学力不足を充分にカバーできるとの確信を持つことができた。
- 広島国際学院大学の論文
著者
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