明日香実験林、野外杭試験報告(11)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
油溶性のナフテン酸銅あるいはナフテン酸亜鉛を乾式注入(溶媒回収型加圧注入)したヒノキラミナを接着して作製した2プライの杭試験体について、野外杭試験を実施した。その結果、JAS-1994による性能区分K4に相当する吸収量で、10年以上の耐用年数が期待できることが確認された。杭試験体頂部よりも地際部の方が薬剤残存率が高く、10年経過後であっても約7割の薬剤が残存していた。また、ナフテン酸亜鉛で処理した杭試験体の頂部剥離率は、ナフテン酸銅処理杭試験体のそれよりも低かった。
- 2003-03-00
著者
関連論文
- CCA処理木材およびその灰の冷水抽出液の摂取がマウスに与える影響(木質材料)
- 銅系木材保存剤を加圧注入した杭の耐朽性(1)銅の吸収量と耐用年数の関係
- 8年で架け替えられた歩行者用木橋の腐朽
- 家庭用品規制法に対応した改良クレオソート油の性能
- 無水マレイン酸による木材の気相反応(第4報) : 野外試験による生物劣化抵抗性の評価
- 窒素雰囲気下で熱処理された木材の耐朽性, 耐蟻性および吸湿性
- 穿孔抵抗による木材の劣化診断劣化基準値を用いた杭の耐久性評価
- セルロースおよび木材と無水マレイン酸の不均一系気相反応に対する動力学的考察
- 木材と無水マレイン酸の気相反応における条件の最適化と処理木材の特性評価
- ファンガスセラーの導入と環境条件の検討
- 無水マレイン酸による木材の気相反応(第3報)スギ辺材およびMDFに対する防腐効果と寸法安定効果
- 木材に対する銅の固着性評価(3)アゼライン酸銅の防腐力とオオウズラタケによる銅の移動・集積
- 518 圧縮前処理法による木材の注入性の向上 : 処理材の気体透過による評価と実大試験
- オオウズラタケおよびカワラタケの培養条件による木材腐朽力の違い
- 銅・第四級アンモニウム化合物系木材保存剤(ACQ)を加圧注入した杭の野外耐用年数の推定--奈良県森林技術センター明日香実験林、野外杭試験報告(第15報)
- IPBCあるいはDDACを加圧注入した杭の被害経過と耐用年数
- 数種の早生樹材の野外耐久性
- 青森県産ヒバ材および石川県産アテ材の野外耐久性
- 樹種による防腐処理杭の被害経過の違い
- 重金属を含まない木材保存薬剤を加圧注入した杭の被害経過
- 銅あるいは亜鉛を含有する木材保存薬剤を加圧注入した杭の被害経過
- 日本農林規格認定の木材保存薬剤を加圧注入した杭の被害経過
- 圧縮処理材の液体浸透 (第5報) 繰り返しの圧縮処理, 注入薬剤の種類及び木材の木取りが吸液量に及ぼす影響
- 4種類の方法で乾燥したスギ, ヒノキ正角材の耐朽性
- (社)日本木材保存協会第20回記念年次大会及びLCA部会講演会に参加して
- 第18回日本木材保存協会年次大会概要
- 明日香実験林、野外杭試験報告(11)乾式注入法で処理されたラミナを接着した杭の被害経過
- 銅系木材保存剤を加圧注入した杭の耐朽性 (1) : 銅の吸収量と耐用年数の関係
- 8年で架け替えられた歩行者用木橋の腐朽
- ファンガスセラーの導入と環境条件の検討
- 木材に対する銅の固着性評価(3)アゼライン酸銅の防腐力とオオウズラタケによる銅の移動・集積
- 明日香実験林、野外杭試験報告(11)
- 無水マレイン酸による木材の気相反応(3)
- オオウズラタケおよびカワラタケの培養条件による木材腐朽力の違い