ナルトビエイによるアサリに対する食害の防除に関する水槽実験
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概要
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アサリの食害種であるナルトビエイについて,体盤幅50~85cmの供試魚を用いた水槽実験により複数の食害防除方法を比較検討した。その結果30cm以下の間隔での立て杭,1。6cm目合いの被覆網,18cm目合いの浮き網および20cm間隔の浮きロープで80%以上の残存率が得られ,防除効果の有効性が確認された。一方,アサリ大の玉石の散布は防除効果が得られなかった。また,ナルトビエイは掘ったアサリを海水とともに吸いこんで口に入れることが可能であること,殻長10mm程度のアサリ稚貝も摂餌対象であることが合わせて明らかとなった。
- 2012-09-00
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