ホルスタイン種子牛にみられた重複脊髄症の1例
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概要
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左後肢の伸張,歩様蹌踉,左旋回運動及び頭部の震盪を呈していたホルスタイン種子牛を,臨床及び病理学的に検索した。頭部CT検査では,特に異常が認められなかったことから脊髄異常が疑われた。病理解剖の結果,第十三胸髄部から尾側にかけて,脊髄の重複が確認され,重複脊髄症と診断された。重複脊髄症の報告は,本邦ではこれまで黒毛和種牛の数例に限られていたが,今回,本邦のホルスタイン種でも発生することが明らかとなった。
- 日本獸医師会の論文
- 2012-07-00
日本獸医師会 | 論文
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