タイのアフリカナマズClarias gariepinus卵から分離された淡水性卵菌類
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概要
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2002年4月と5月および2003年の2月に,水カビ病に感染したアフリカナマズ卵をタイ東北部のマサハラカム周辺のアフリカナマズの11のふ化場から採取した。卵に繁茂している淡水性卵菌類の分離を試みて同定した結果,Saprolegnia diclina,Achlya ambisexulaisおよびAchlya spp。に同定され,それらの検出率は各々54。5,27。3および18。2%,菌糸の発育範囲温度は25,25-30および25℃,発育pH範囲は7。9-9。0,6。0-8。0および6。0-8。0であった。また各菌種の菌糸の発育は塩分濃度3。5-4。0,1。5-2。0および1。5%で阻止された。各菌種のアフリカナマズ卵への感染性を試験した結果,1。0×10E4遊走子/mlに卵を浸漬した時に水カビ病が再現された。しかし,その感染性はS。diclina MHSK01とA。ambisexulais MHSK07株がAchlya sp。MHSK06株よりも強かった。
- 水産増殖談話会の論文
- 2012-06-00
水産増殖談話会 | 論文
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