アスパラガス新品種「はるむらさきエフ」の育成
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
萌芽、収穫開始日が早く、収量性が高い、若茎色が紫色のアスパラガス新品種'はるむらさきエフ'を育成した。(1)本品種は雌雄混合で、倍数性が四倍体のF1品種である。(2)'はるむらさきエフ'の立茎時の生育は、グリーンアスパラガスの'MW500W'、'UC157'と比較して、草丈が高く第一側枝の発生位置も高い。茎数は、紫アスパラガス'Purple Passion'より多く、'MW500W'より少ない。(3)露地ほ場における'はるむらさきエフ'の萌芽日、収穫開始日は、'Purple Passion'と比較して早い。(4)'はるむらさきエフ'は'Purple Passion'よりも収穫本数が多く、収穫量が多い。収穫した若茎の平均茎重は、'Purple Passion'より軽く、'MW500W'より重い。(5)'はるむらさきエフ'の収穫若茎は、グリーンアスパラガスと比較して、甘みが強く、軟らかい食感を持つ。穂先の開きが遅いため規格品率が高い。
- 福島県農業総合センターの論文
- 2011-03-00
著者
関連論文
- 亜リン酸の葉面散布がアスバラガス促成栽培における生育および収量に及ぼす影響
- 紫アスパラガスとグリーンアスパラガスの物性評価および茎断面の観察
- 実エンドウ'NK-8-8'の育成
- アスパラガス新品種「はるむらさきエフ」の育成
- アスパラガス新品種「はるむらさきエフ」の育成