地球温暖化が道内主要作物に及ぼす影響とその対応方向(2030年代の予測)(3)
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概要
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2030年代に予測される畑作物の生育・収量・品質と今後の技術的対応について検討した。秋まき小麦では,干ばつ地帯を除き減収傾向で生育が前進する。てんさいの根重は約10%増大し根中糖分が低下し高温病害の発生が増える。ばれいしょの収量は約15%減少し,植付け期の前進効果は小さく晩生品種でも収穫期が早まる。大豆の熟期は早まり,中生品種は増収傾向となって安定栽培地域が拡大する。小豆でも熟期が早まり,道央を除き増収傾向となるが,百粒重や規格内歩留の低下が懸念される。
- 北海道農事試驗場北農會の論文
- 2012-04-00
著者
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