水稲栽培における除草剤使用成分数の削減技術
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概要
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1 大豆跡圃場は水稲跡圃場に比べて、雑草の発生量が少ない。2 5月下旬~6月上旬移植において、荒代後15日程度の浅水管理で雑草を発生させた後、植代を行うことで、慣行の代かき体系に比べて、ノビエ、ホタルイの発生は抑制されるものの、コナギの発生は抑制されない。3 ノビエなどの一年生雑草の発生が主体の圃場であれば、1成分剤のプレチラクロール乳剤を散布することで、慣行の一発処理剤と同等の除草効果がある。4 コナギ、ホタルイが多発する圃場や移植期が低温である平坦部の早期栽培や中山間の栽培で、雑草の発生が遅れ、発生も長期間にわたる場合には、プレチラクロール乳剤のみでは除草効果が十分得られない危険性がある。
- 山口県農林総合技術センターの論文
- 2012-03-00
著者
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