長崎県五島地域におけるツバキ林更新技術の開発(1)
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概要
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1)断幹率により,樹冠の形成が異なった。2)弱度断幹区では,6年目には樹冠形成が衰退傾向にとなり,結実は期待できないと判断された。3)中度断幹区は,樹高・樹冠幅共に拡大しているが,葉の密度が少ない。4)強度断幹区は,樹高・樹冠幅共に拡大し,葉の密度も高い。5)断幹高により,樹冠の形成が異なり,断幹高が低いほど,樹冠の拡大は小さい。6)樹高成長は,断幹高0。5m以下では遅く,1。0mと1。5mでは,差が小さいことから,作業性を考慮すると,断幹高1。0mが適切と考えられる。7)断幹高が0。5m以下の供試木に枯死が見られ,断幹高が低いと枯死することがある。8)中度断幹区・強度断幹区で,4年目には結実することが分かった。9)断幹率別に見た断幹したツバキの結実数は,中度断幹区に比べて強度断幹区が多かった。10)断幹木の樹高と樹冠幅のバランスは,断幹が特殊な条件で樹冠を形成するため,2年目頃はばらつくが,6年目になると植栽したツバキと同じ傾向を示すようになる。
- 長崎県農林技術開発センターの論文
- 2012-03-00
長崎県農林技術開発センター | 論文
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