バラタナゴのシャーレ式人工繁殖法における水カビ病の抑制技術
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概要
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バラタナゴRhodeus ocellatusは,タナゴ亜科にみられる標準的な繁殖生態を有しており,外来の担名亜種タイリクバラタナゴR。o。ocellatusと日本固有亜種ニッポンバラタナゴR。o。kurumeusの2亜種からなる。本種は,初期生態に関する知見の集積から好適な実験動物として位置づけられており,人工繁殖技術の開発に用いる材料として優れた条件を備えている。本研究では,希少種保護の観点からタイリクバラタナゴR。o。ocellatusを使用し,シャーレ法における好適な卵菌抑制手法の探索を目的とした飼育実験を行った。実験では,ウグイの0年魚およびアユの受精卵を用いた検証により,特に毒性が低いとの報告例があるメチレンブルーの卵菌抑制能力を調査するとともに,卵菌感染の抑制能が示唆される低濃度食塩水の有効性を再検証した。
- 水産増殖談話会の論文
- 2012-03-00
水産増殖談話会 | 論文
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