発育初期における高温はオーキシン誘導単為結果トマト果実の処理終了後の発育および糖集積に影響する
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概要
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開花時のオーキシン処理によって誘導されたトマト単為結果果実の生長および糖集積に及ぼす高温遭遇の影響を圃場条件下で検討した。まず,発育ステージによる影響の違いを見るために,オーキシン処理後5日目から25日目と26日目から成熟までの2ステージにおける高温が果実重および糖含量に及ぼす影響について,異なる3作期をブロック要因として検討した。次に,果実発育初期段階における葉面遮光処理と高温処理の影響を果実成長と糖集積について比較した。同時に,オーキシン処理15日目のデンプン含量と乾物増加率によって表されるシンク力への影響についても検討した。その結果,トマト果実の発育初期の高温は,生理的に著しい阻害を与えること,及び,この阻害作用におけるデンプン蓄積の減少の占める部分は大きくないことが示峻された。
- 2011-12-00
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