マナマコ複合盤状体骨片の成長と体長との関係
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
マナマコ骨片を調査した結果、体腹部骨片のうちの複合盤状体骨片は管足の吸盤に位置し、1管足当たり1個存在していること、管足の管壁には櫓状体骨片が存在していることが判明した。また、単離した管足骨片のうち、複合盤状体骨片サイズと体長には相関関係が認められた。我々は大きさの異なる複合盤状体骨片の微細構造観察から、中央部、境界部、外縁部の3部位から成り立っていることを明らかにし、骨片の成長は管足管径の増大と共に境界部から始まり、複雑な層構造を呈するに至ると考察した。
- 弘前大学農学生命科学部の論文
著者
関連論文
- 陸奥湾産マナマコの発生と人工飼育
- 白神山地の淡水棲プラナリア III. 18S rRNA遺伝子の部分配列から推定された3種(プラナリア科:キタカズメウズムシ属・カズメウズムシ属)の分子系統類縁関係
- 白神山地の淡水棲プラナリア II. クマゲラの森とその隣接地域に生息するカズメウズムシの生殖体変異
- 海産プラナリア多岐腸類の初期胚・再生虫体におけるミトコンドリアrRNAの局在解析
- 白神山地の淡水棲プラナリア I.二水系(赤石川・笹内川)の生息調査並びにカズメウズムシの核型
- マナマコ複合盤状体骨片の成長と体長との関係