収穫時期および湿式輸送条件下のスクロース処理が夏秋期のバラ切り花品質に及ぼす影響
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概要
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バラ切り花の段ボール湿式長距離トラック輸送条件を明らかにするため,8月および10月に実際の流通経路で北海道から東京近郊へ輸送し,収穫時期およびスクロース処理が切り花品質に及ぼす影響について検討した。切り花が梱包された箱内部は,8月には低温輸送が行われていたにもかかわらず充分に冷却されず,10月の箱内温度よりも高くなった。8月には収穫時期(開花ステージ)を早めることにより輸送中の咲き進みが抑制された。また,輸送前および輸送中に抗菌剤と共に1%スクロース溶液を吸水させることにより切り花の花持ちが改善され,開花時の花径も大きくなったが,咲き進みには影響を及ぼさなかった。一方,10月では咲き進み,花持ちおよび開花時の花径について,収穫時期および1%スクロース処理による効果はほとんど認められなかった。
- 北海道立総合研究機構農業研究本部の論文
- 2011-03-00
北海道立総合研究機構農業研究本部 | 論文
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