縄文杉落枝材の含有灰分の特徴
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概要
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落下した縄文杉の枝材(推定枝齢800~1000年)から採取した試料中の灰分を分析し,腐朽部分で増加している理由について検討した。顕微鏡による灰粒子の観察結果や,EPMAによる定性分析でケイ素やアルミニウム成分が腐朽部に多く含まれていると考えられたことなどから,有機質の分解に伴う見かけ上の増加ではなく,外部から土壌成分や大気中の粒子などによる無機成分が堆積したことによる増加と考えられた。
- 2011-03-00
落下した縄文杉の枝材(推定枝齢800~1000年)から採取した試料中の灰分を分析し,腐朽部分で増加している理由について検討した。顕微鏡による灰粒子の観察結果や,EPMAによる定性分析でケイ素やアルミニウム成分が腐朽部に多く含まれていると考えられたことなどから,有機質の分解に伴う見かけ上の増加ではなく,外部から土壌成分や大気中の粒子などによる無機成分が堆積したことによる増加と考えられた。