ガザミ幼生の真菌症の防除に関する研究
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概要
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ガザミPortunus trituberculatusの栽培漁業は1960年代の漁獲量の減少を回復させるべく実施され,その効果が認められて全国で盛んに種苗放流事業が行われるようになった。しかし,頻発する疾病による大量斃死が,種苗の安定生産を図る上での最大の阻害要因となってきた。特に,真菌症は多くの生産機関で報告され,発生した機関での総飼育例数に対する真菌症の割合は50%以上の飼育例にのぼり,壊滅的な被害を受けて生産不能になった機関もある。本研究は,ガザミ幼生に発生する真菌症の防除対策として,原因真菌の生理学的特性を利用した防除法を開発すべく,種々の検討をおこなったものである。
- 兵庫県立農林水産技術総合センターの論文
- 2010-10-00
著者
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