アメリカからの飼料穀物輸入と日本の配合飼料供給における系統農協の現状と課題
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概要
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本稿ではアメリカからの飼料穀物輸入と日本の配合飼料供給における系統農協の現状と課題を検討した。2000年代後半にアメリカではエタノール生産の高まりを背景としてトウモロコシ需要が拡大するなか,系統農協の現地企業はアメリカでのトウモロコシの集荷・販売調整を行うとともに,保管施設の拡張やエレベーターの買収を進めて穀物調達を強化し,日本への輸出を維持している。日本では2005年に飼料製造・流通制度が変化したが,系統農協はそれに対応して工場の集約化を加速させるとともに農家への直送割合を高めて,物流上の合理化を進めている。また,全農が飼料事業を移管した系統農協の飼料会社は,畜産生産者との直接取引の割合を高める動きをみせている。
- 東京農業大学農業経済学会の論文
- 2011-09-00
著者
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