天然ス卜リゴラク卜ンのヤセウツボ種子発芽刺激活性における構造活性相関
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概要
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11種類の天然ストリゴラクトン(SL)の根寄生植物ヤセウツボ(Orobanche minor)の種子に対する発芽刺激活性を調査した。11種のSLはその発芽刺激活性の強さから3つのグループに分けられた。もっとも高活性なグループAには、3種のモノヒドロキシSLであるorobanchol、2'-epiorobanchol、sorgomolが含まれ、それらは10pMで80%以上の発芽を誘導した。グループBには5種のSLが分類され、それらはグループAのSLの約1/10の活性を示した。もっとも活性の弱いグループCには、疎水性の高いSLと化学的に不安定なSLが含まれた。これらの結果から、SLの発芽刺激活性には、分子の疎水性と安定性の両方が関わっていることが示唆された。発芽刺激活性に影響するその他の構造要求性についても考察した。
- 日本農薬学会の論文
- 2010-08-00
著者
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