小芋を用いたツクネイモ栽培における収穫時期が芋重と品質に及ぼす影響
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概要
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小芋を用いたツクネイモ栽培では、切り芋を用いた栽培方法に比べて、芋の肥大生長が早く、早期収穫が期待できる。一方、生産現場では、早期に収穫したツクネイモはえぐ味を有するとされている。そこで、本研究では小芋を用いた栽培において、収穫時期別の芋重と品質を調査した。1.細断大量増殖法により増殖した小芋を4月中旬〜5月上旬に植え付けた場合、芋の平均生体重は10月上旬には400gに達した。2.芋の水分含有率は植え付け後からの日数が進むにつれて減少し、9月中旬には通常の収穫時期にあたる11月収穫の芋と同等になった。3.粘度は、8〜11月には、いずれの時期においても貯蔵芋に比べて低い値となった。粘りは、10月以降は貯蔵芋と比較して、「同じ」〜「わずかに弱い」と評価された。4.磨砕後の褐変は8月中旬〜9月下旬には発生したが、10月以降は認められなかった。5.えぐ味に対する食味は、8月下旬以降は感じられなかった。以上のことから、小芋を用いたツクネイモ栽培では、10月上旬には芋重が400gに達し、11月収穫と同等の品質の芋が収穫できることが明らかになった。
- 2010-03-00
著者
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