奈良県大和川水系のメダカ集団から確認されたヒメダカ由来のミトコンドリアDNA
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概要
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メダカは、本来北海道を除く日本各地に生息しているメダカ科の淡水魚で、かつては水田の用水路などに多く生息していたが、近年では都市化やオオクチバスなどの外来魚の影響により分布域が縮小し続けている。そのため現在では、環境省RLにおいて絶滅危惧II類に指定されている。また本種の国内集団は、大きく遺伝的に異なる北日本集団と南日本集団、さらに南日本集団は様々な地方型に分けられる。本研究では、奈良県大和川水系におけるヒメダカからの遺伝子移入の実態の解明を目的とし、奈良県大和川水系に生息するメダカ集団についてmtDNAチトクロームb領域を対象とした遺伝子解析を行ったので報告する。
- 日本魚學振興會の論文
- 2009-11-00