香川県におけるアゾキシストロビン耐性イチゴ炭疽病菌(Glomerella cingulata)の発生と薬剤防除効果について
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概要
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香川県におけるアゾキシストロビン耐性イチゴ炭疽病菌(Glomerella cingulata)の発生状況を調査するとともに、各薬剤の効果を調査した。1.アゾキシストロビン耐性菌の菌株率は、2003年が0%(0/3菌株)、2005年が66.7%(4/6菌株)、2006年が97.1%(66/68菌株)であり、2006年には県下全域で発生が認められた。2.ベノミル耐性菌の菌株率は、2003年が100%(3/3菌株)、2005年が83.3%(5/6菌株)、2006年が100%(68/68菌株)であり、ジエトフェンカルブはベノミルと負の交差耐性を示した。3.アゾキシストロビン耐性菌に対する殺菌剤の予防効果は、フルジオキソニル水和剤、プロピネブ水和剤、ジチアノン水和剤、イミノクタジンアルベシル酸塩水和剤およびマンゼブ水和剤が高かった。4.アゾキシストロビン耐性菌に対する殺菌剤の治療効果は、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤は展着剤の加用により防除効果がやや向上した。
- 2010-03-00
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