哺乳期の粗飼料給与の有無が黒毛和牛の発育に及ぼす影響
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概要
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黒毛和種における哺乳期の粗飼料給与の有無が発育に及ぼす影響について検討した。1.生後4週齢から20週齢までの体重は、対照区(代用乳+人工乳+粗飼料給与区)の方が試験区(代用乳+人工乳給与区)より高く推移する傾向にあったが、20週齢以降は差は見られなかった。2.胸囲については、両区間に差は見られなかった。腹囲は4週齢から20週齢までは対照区の方が大きく推移する傾向にあったが、20週齢以降は差は見られなかった。第一胃の発育の指標となる胸囲と腹囲の差は、8週齢で試験区4.9cm、対照区7.6cmで対照区の方が大きかった。3.濃厚飼料総接取量は、哺乳期では試験区8.4kg、対照区12.0kgで対照区の方が多く、離乳後では試験区627.3kg、対照区644.6kgと対照区が多かった。粗飼料接取量は、哺乳期の対照区は2.5kgであり、離乳後は試験区301.5kg、対照区302.7kgであり差は見られなかった。
- 2009-12-00
著者
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