リンゴを加害するハダニ類の発生動向と殺ダニ剤の変遷
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概要
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戦後、リンゴ害虫の防除において、殺虫スペクトラムが広く強力な化学合成殺虫剤が定期的に散布され、さらに近年では合成ピレスロイド剤やネオニコチノイド剤が使用されるに伴い、現在のリンゴに発生する害虫相は単純化している。しかし、ハダニ類は依然として防除上最も重要な害虫であり、その優占種は時代とともに移り変わり、薬剤抵抗性の発達に伴い使用される殺ダニ剤の変遷も目まぐるしいものであった。本稿では、年代順にハダニ類の発生動向と殺ダニ剤の変遷の概要を紹介するとともに、薬剤抵抗性対策として殺ダニ剤の隔年使用体系を実施してきたのでその取り組みを紹介する。
- 2010-03-00
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