北上市在来サトイモ'二子いも'組織培養苗を遅植えした場合の生育特性
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概要
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1.北上市在来のサトイモ系統'二子いも'の培養苗を用いて、定植時期幅の拡大による田植え繁忙期との作業競合回避と作型の選択肢を増やすことをねらい、培養苗の早熟性を利用した遅植えを検討した。2.小型ポット苗を用いた6月植の収量は対照の5月植に遜色なく、ロングポット苗を用いた7月植は対照の6月植に収量でやや劣るものの、現地の目標収量水準である株当たり子芋400gを満たしており、組織培養苗の遅植えは収量面では問題なかった。3.今後は、扱いやすい小型ポット苗を中心に、定植時期をより細かく区切った試験を行うことが必要であり、収量品質に優れる定植時期、あるいは孫芋の着生を抑制する定植時期の解明およびそれらの種芋栽培への応用などが期待される。
- 2010-03-00
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