韓国産野生ゲンゴロウブナの斃死に関与したマミズヒダビル
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2002年に韓国忠清南道にある溜池でゲンゴロウブナに斃死が発生し、衰弱魚はカザリビル属の1種の寄生を受け鰓に著しい貧血症状が見られたため、このヒルが斃死原因であると報告された。今回、そのときに採集されたヒル標本を観察した結果、それらはカザリビル属ではなくヒダビル属のマミズヒダビルLimnotrachelobdella sinensisに同定された。本論文では、その外部形態を記載した。これは韓国における本虫の2度目の発見であり、ゲンゴロウブナは同国における新宿主である。宿主の斃死との関連でマミズヒダビルの病害性を議論した。
- 広島大学大学院生物圏科学研究科の論文
- 2009-12-00
広島大学大学院生物圏科学研究科 | 論文
- 沿岸海域の低次生態系に対する藻場の役割
- 琉球列島久米島沖より採集されたミノエビ属3種
- 琉球列島久米島沖より採集されたクレナイセンジュエビ(十脚目:センジュエビ科)
- ソース・シンク関係からみた作物生産能に関する研究
- A Checklist of the Parasites of Eels (Anguilla spp.) (Anguilliformes: Anguillidae) in Japan (1915-2007)