ブドウ巨峰における機能性包装資材等の利用が輸出後の果実品質に及ぼす影響
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概要
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巨峰果実の日持ち性を向上させる機能性包装資材及び穂軸への処理方法を選定し、実際にシンガポールヘ輸出する果実に処理し、果実の品質に及ぼす影響について明らかにした。1.巨峰をMA包装資材で密封し10℃で貯蔵した場合、酸素透過度11,100cc/m2・24h・atmのフィルムが最も脱粒が少なく、食味が優れた。2.貯蔵温度10℃の場合、防湿段ボールで包装し、穂軸に給水処理を行った果実は、収穫21日後まで食味が比較的良好で穂軸の褐変を抑えることができた。3.穂軸に給水処理を行い防湿段ボールで包装し、船便で2週間を要しシンガポールヘ輸出した果実は、穂軸の褐変が抑制され、果実外観品質が優れた。食味は、酸味はほとんど感じられず甘く、果肉はやや柔らかくなっていたものの良好であった。
- 栃木県農業試験場の論文
- 2009-02-00
著者
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