低平地幹線排水路の水質劣化について
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概要
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農業用の排水路は河川法の対象外になっている。また、農業用水路の水質が農業用水水質基準と比較されて議論されているのに比べれば、問題視されることが少ない。水田地帯は山間地のみならず低平地にも広がっており、いわゆるゼロメートル地帯にも水田地帯はある。そういったところでは、山間地の低い水位で合流しながら自然に流下してゆく排水の形態とは異なり、水位がある大きさに達した時点で作動するポンプ排水に依存することになる。ポンプが停止している間、排水は排水路内にほぼ静止状態で貯留されることになる。すなわち、このような排水路の水はよどみがちであって、悪臭が漂う懸念も大きい。さらに、ここで報告する幹線排水路は、1本の幹線排水路の末端に揚水機場が付いた形状であったが、その後、揚水機場がさらに追加して設けられており、合流ではなく分流になっている。
- 水利科学研究所の論文
- 2009-04-00
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