熱融着性ポリエステル繊維で固化した屋上緑化基盤における一年生草本の施肥管理技術
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概要
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熱融着性ポリエステル繊維で固化した屋上緑化基盤を用いて、一年生草本の適切な施肥管理法を開発するために、サルビア'カラビニエールスカーレット'、ゼラニウム'マルチブルームレッド'、ニチニチソウ'パシフィカブラッシュ'、パンジー'デルタプレミアムイ***ーウィズブロッチ'、ベゴニア'アンバサダースカーレット'、マリーゴールド'ボナンザイ***ー'を用いて施肥方法を検討した。定植直後の生育は、いずれの品目も、定植時に固形肥料を株元に置肥すると、液肥施用に比べて初期生育が旺盛になった。固化基盤では液肥の拡散が緩慢であるので、置肥により植物に養分が速やかに供給されたためと考えられた。その後の長期間にわたって草姿を維持し、開花を持続させるためには、窒素濃度50ppmの液肥を基本的に施用し、ゼラニウムのような多肥を好む品目を同時に植え込む場合には、定植時にあらかじめ緩効性肥料や遅効性肥料を与えておく管理が適していると考えられる。
- 2009-03-00
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