火傷病菌及び類縁細菌の系統解析と検出方法に関する研究
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概要
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火傷病は、火傷病菌によって引き起こされるナシ、リンゴの最も重要な細菌性病害の一つで、1780年代に、アメリカ合衆国の東部で初めて確認された。これまでに、北米大陸、ヨーロッパ地域、中東地域等40ヶ国以上で発生し、時に甚大な被害を及ぼしている。本研究では、バラ科植物(特にリンゴ・ナシ)に火傷病及び火傷病類似の病害を引き起こす3種類の細菌(火傷病菌、ナシ枝枯細菌病菌、Erwinia pyrifoliae)について、分子系統解析を試みた。さらに、それら細菌を検出・識別するための特異的なPCRプライマーセットを設計した。また、火傷病罹病植物からの直接的PCRによる診断時に、擬陽性反応を起こす可能性のあるニホンナシ花器に生息する常在細菌の調査を行うとともに、既存の簡便な手法を利用し、実際の利用場面において検出に適した試料の採取部位及びその検出感度について調査を行った。
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