アスパラガス半促成長期どり栽培における収量と秋冬期の生育に及ぼす品種の影響
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概要
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当場育成の「さぬきのめざめ」は「ウェルカム」に比べ、早い萌芽、強い草勢、多収等の特性があり、本品種の特性を活かす栽培技術の確立が必要とされている。このため、秋冬期における茎葉黄化の品種間差、成茎刈り取り時の茎葉黄化が春芽どりの収量と品質に及ぼす影響及び成茎の草丈が夏秋芽どりと春芽どりの収量と品質に及ぼす影響を調査したところ、次のような結果が得られた。1.「さぬきのめざめ」は「ウェルカム」に比べ、秋冬期の茎葉黄化が遅く、特に完了は20日以上遅い。2.品種にかかわらず、成茎刈り取り時の茎葉黄化が進むほど、直後の春芽どり収量は増加するが、茎葉黄化度が80〜85%以上で最大となる。3.「さぬきのめざめ」は、成茎の草丈が高いほど夏秋芽どりと春芽どりの収量が増加するが、低い草丈では大幅に減少する。この傾向は「ウェルカム」に比べて顕著である。
著者
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